山火事2日目

昨日発生したWaldo Canyon Fireですが、気温が40℃近くまで上がっている今日も、カラカラに乾燥した森林を飲み込んでいくように燃え続けています。

避難勧告区域もさらに拡大し、コロラドスプリングス市西側、北西側に住んでいる人たちは大変です。

パイクス・ピーク山が見える絶景スポットからまさか山火事の写真を撮ることになろうとは！

ここは家から5分くらいの所でよく行くスーパーのすぐ近くなのですが、今日の風景は35年コロラドに住んでいて初めての景色になってしまいました。
左側にある高い山が標高4300メートルのパイクス・ピークです。山に向かって右側、モクモクと煙が上がっています。

これも地球温暖化の影響でしょうか？雨が極端に少なくなり（昔は毎日の様に夕立がありましたのに）気温が高く、乾燥しているとなれば、ちょっとしたきっかけで火事が発生します。

10年前、今回の山火事より約50キロほど北西側に発生したHeyman Fireは、コロラド州歴史上もっとも大きな被害をもたらしました。6月8日に発生したこの山火事、10年経った今やっと植林が育ち始め、森がまた昔の様に戻ってきつつあると、新聞に載った矢先の今回の山火事発生でした。

写真の左端に少しだけGarden of The God'sの赤い岩肌が見えます。この火事の発生後、Garden of The God'sはすぐ公園全体が閉鎖されました。その南側にはManitou Springsがありますが、こちらも町全体が避難対象となり、今はすべての店舗が閉店、住民も町を離れています。
夏はコロラドにとってはアメリカ中から観光客が訪れる最も忙しく賑やかな時のはずなのですが・・・今年はどうなることでしょう・・・。