2012年6月24日日曜日

山火事!

昨日の午後、ついにコロラドスプリングス近郊の山で山火事が発生しました! ここのところ、連日記録破りの猛暑が続いているコロラド州では、すでに数箇所で大きな山火事が発生しています・・・ そして昨日、次女と買い物に行って帰ってくる時に、町の西(山側)にまるで飛行機が落ちたみたいな煙がもくもくと上がっているのを見たのですが、ちょうどそれがこのWaldo Canyon Fireが発生した瞬間だったようです。今のところまだ原因が何だったのか判っていません。
テレビ局のウェブサイトからの写真です。(PCの画面に家の電気スタンドの影が映りこんでしまいました)夜の間はかなりの炎が見えたみたいですが、我が家からは車で45分くらい離れていますので、実際に炎や灰を目撃することは今のところありません。
でも空気の中にかすかに燃えている臭いがするような気がします。きっと太郎は感じていることでしょう。
山側(西)にはいつもなら標高4300メートルのパイクス・ピークが見えるのですが、現在は完全に煙で隠れてしまって見えません。

ご近所さんの屋根の上の空が山火事のせいでピンク色に染まってます。朝の6時半の写真です。写真の上部は青空なのがお分かり頂けると思いますが、今日も快晴、全く雨の予報は無く、気温は40℃まで上がり、湿度は10%以下と言う何とも過酷な状況(山火事に対して)です。
現在のところ、2000エーカーの森林が燃えてしまったそうです。1エーカーは4047㎡ですので、約8000キロ平方メートル以上が灰になったと言う事ですね。
ローカルのテレビ局では24時間体制で山火事の様子を実況中継しています。現在山側の小さな町が次々と避難対象になって、何千人もの人達が避難をし始めました。窓を開けないように、家の中で掃除機をかけないように、などの注意事項と共にいざと言う時のために避難に必要な物のなどのインフォメーションを繰り返し放送しています。
そしてずっと言い続けているのが、ペットに対しての対応です。避難をする人達のためにペット専用の避難所があることや、避難は必要ないものの灰が降ってくるような場所にいるペット達に対して、人間でも感じる臭いや熱さはペットにとっては大きな恐怖で、少しでもそんなペット達をどうしたら落ち着かせることが出来るかなど専門家が出てきて効果的な方法を紹介したりしています。
犬を落ち着かせるフェロモンスプレー(太郎が赤ちゃんの頃良く使いました。ペットショップに売っています)を使用したり、家の中で一緒に遊んで特別なおやつをあげたりするのも恐怖心を取り除く一つの方法だそうです。体毛に灰がかかったり、火事の臭いが付いてしまったペットには体を洗ってあげることも効果があるとも言っていました。

去年の11月に爺婆でManitou Springsに行きましたが、現在この町全部が避難対象になっています。予報によるとここ2,3日は雨の可能性は無く、その後も雨の可能性は10%ほどです。

ローカルテレビ局のツィッターはこの猛暑の中、山火事と戦っている消防士に対する感謝の言葉が沢山綴られていました。避難所には町中から何か必要な物は?との問い合わせが殺到していて、毛布や水や食料を差し入れてくる人たちも・・・。ただ、真夜中に始まった避難でまだボランティアや救援物資の管理をするシステムが立ち上がっていないため、直接避難所に物資を持ってくるのは待ってください、とニュースキャスターが言っていました。その代わりに赤十字では寄付を受付ていること、さらに保健所でペットを無料で預かるのにペット用のケージや水やフードの入れ物などが必要だなどの細かい情報も繰り返し放送されています。
どうぞ一日も早く、この山火事が収まりますように。


昨日23日の雛です。どうも2羽だけみたいです。いよいよ子育ても大詰めで、つぐみパパもママと同じくらい餌を運んできています。


山火事の発生でどれだけの野生の動物、鳥達が被害を受けていることでしょう! クマが山から逃げて人家のフェンスを覗いている写真がニュースに出ていましたが、人間が避難を強いられると言うことはもっと山中に住んでいるクマや鹿、マゥンテンライオンなどは当然逃げてくるわけで・・・どうなるのでしょう、彼らは? どうぞ少しでも被害が少なくて済みますように・・・そして逃げてきた動物が人間に危害を加えそうになって射殺されたりしませんように!

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