まっちゃんとたっちゃん

次女からのメールです。



 
まっちゃんとたっちゃんは幼稚園の頃から一緒の幼馴染です。
昔は二人で学校サボったり、陸上部のライバル同士だったり、一人の女性を取り合ったりした時もあったのである。
そんなまっちゃんとたっちゃんは今でもお互いにいちゃもんつけながらも週5は朝一緒にお散歩して、週3は将棋を二人で指してます。
最近の話題はもっぱら「どっちの孫の方が可愛いか」と「どっちが先ボケるか」で持ちきりです。
今日もその後者の話題で持ちきりのようだ。

ま 「いや、そこじゃない。それは"まいる"と言うやつをやるところだ」

た 「"まいる"じゃなく"めいる"だろ。これだから年寄はって言われんだよ」

ま 「お前だって結局写真の撮り方わかんねぇんじゃねぇかよ」

た  「分かってる。ただ今はど忘れをしたんだ。ど忘れ。」

ま  「そういうのを"ボケ"と言うんだよ」

た  「"めいる"を"まいる"と言うお前に言われたくない」



.........カシャ。




ま  「おい！なんで神社じゃなく俺らの顔が写ってるんだよ！」

た   「。。。わざとだ」

ま   「わざとな訳ないだろ！」




と二人はその後もお互い自分の折りたたみの携帯で一生懸命写真を撮ろうとしていたのである。


孫に「じいちゃん、伊勢神宮なう」

と送りたかったのである。










*お察しの通りフィクションです。でも写真を撮ろうと二人とも携帯を一生懸命いじくってたのは事実です。若僧の私が言うのも違うのかもしれないのですが、とても微笑ましく可愛い後ろ姿だったのでつい。*

伊勢神宮でのひとこま

2ヶ月の日本一人暮らしももうすぐ終り、次女今週末には帰って来ます。
伊勢神宮で偶然撮った一枚の写真から、次女の頭の中で広がる短いドラマ・・・あまりに写真にぴったりなので載せます。
何かホッと心が温かくなりました。

まっちゃんとたっちゃんの会話の中の「まいる」「めいる」と言うのはお分かりだと思いますが、携帯のメールのことを言っています。（爆）


おねえちゃん帰ってくるよ、と言うと即ガレージのドアのところで佇む太郎です。実際におねえちゃんが帰ってきたら大興奮で大変だろうな～と思います。ちゃんと写真撮って載せますね♪