土曜日の早朝には4羽いたこまつぐみの雛のうち、3羽が午後には見当たりません。もしかして巣立った?! と心配ながらも成長した雛の旅立ちを信じて、ちょっと誇らしかったし・・・その後今まで踏みつけられて一番下にいた末っ子ちゃんが一人残って、初めてママを独り占め、その上、餌も全部自分の!
良かったね! 寂しいけど後少し頑張るんだよ!・・・・・と思いながら迎えた日曜日。
朝いちで必ず巣を見るのが最近の習慣になった婆や、6時半にチェック・・・1羽の雛がママから餌をもらって嬉しそう!
朝ごはんの支度をしていると、何だか表が騒がしい? どうした?と玄関から外を覗くと、こまつぐみが10羽以上フロントヤードを歩いているような?????え゛~!!! こまつぐみじゃないのが真ん中に一羽いる~。真っ黒な大きい鳥、カラスだ!そのくちばしがつついているのは、さっきまで巣にいた雛。
大慌てで玄関を開けて飛び出した婆やに驚いたのかカラスは隣の屋根に。10羽以上のこまつぐみたちが後を追って盛んに鳴きながら追い払おうと集団攻撃。でも時すでに遅し・・・。雛は瀕死の状態。
あ~、どうしよう~。近づいてみると芝生の上でショックで動けない雛。でもまだ息がある。助かるかも?巣に戻した方が良いのかどうか?でもこのまま芝生に放置することも出来ず、ガレージから梯子を担いできて、そっと雛を巣に戻しました。
親鳥はしばらくして戻ってきて、口ばしにくわえたミミズを雛に与えようとしましたが・・・雛は頭を持ち上げません。それでも何度も心配しながら巣の近くの屋根で鳴いていましたが・・・諦めたのでしょう。午後になったら見かけなくなりました。巣に戻した雛が息を引き取ったのだろうと予測できたので、今度は爺やが梯子に乗り巣から雛を下ろしました。小さな体はすっかり硬くなり、今朝まで大きく開けていた口は渇いてもう二度とさえずることは無い。悲しい出来事にすっかり落ち込んでしまった婆やです。さらに良く見ると芝生の上には無数の雛たちの産毛が。巣立ったと思っていた他の3羽も昨日カラスに襲われたのかも知れません。(丁度外出していたので婆やが気がつかなかっただけ?)
以前も違う鳥が同じ所に巣を作ったことがありましたが、その時はブラックバード(むくどりもどき)に襲われ雛が亡くなりました。でも今回は特に毎日観察していたので情がうつり、婆やには本当にこたえました。
自然淘汰と言えばそれまでですけど、なんだか悲しくって一日中空っぽになった巣を眺めてはため息をついていました。
でも良く考えれば襲ったカラスもきっと巣に帰ればお腹をすかした雛たちが待っていたのだろう・・・そう思うとカラスを憎むことも出来ない。
天国で思いっきり大空を飛び回りさえずっている雛を想像して悲しむことはもう止めます。
ここ3週間くらい毎日あなたたちのお陰で婆やは本当に楽しい毎日でした♪ 沢山のハピネスをありがとう。
今日は写真はありません。元気だった雛たちの姿を覚えて置いてください。(´_'。)