店をオープンしたのは1987年(27年前)、ちょうど次女が生まれる数週間前でした。でも建物自体はそれよりずっと前に立てられた物です。
今までも何回か下水管が詰まったことがありました。その都度水道屋さんに来てもらって修理をしてきたのですが、物にも寿命があるのですね。今回はいよいよ持って応急処置では済まなくなり、大掛かりな工事になってしまいました。どうすることも出来ません。何をしたから、何をして来なかったから、と言うことでは無く水道管の老朽化が一番の原因です。
結局17日の月曜日に詰まった箇所と思われる場所を掘り返し始めました。結構深いところまで掘ります。
重労働は日雇いの労働者が来ています。 |
掘って見ると今では使われていない古い金属性のパイプが出てきました。持ち上げようとするとボロボロと崩れてしまうほど腐食が進んでいたそうです。
長い間本当にご苦労様でした。 |
これじゃすべての下水管を交換しなければなりません。店の調理場のタイルを砕き、コンクリートを切って、その下の泥を運び出しやっと下水管にたどり着きます。それはそれは重労働です。
もちろんそのために専門家が来て工事をする訳です。
でも店側としては誰かその場にいないといけませんから、17日から約10日間ほど、お父さんは毎日早朝から真夜中まで出勤でした。
もしかしたらここは大丈夫?と言う場所があるかと期待したのですが、結局すべての下水管を新しいものに交換、補強しました。
調理場の床も穴だらけです。 |
毎日昼と夜の食事の時に娘達が交代でお父さんの食事を持って店に行ってくれて、話し相手になってくれました。健康面で自信の無い私はこんな時本当に役に立ちません。コンクリートを切って行く時に出る粉塵がものすごく、座るところも無いくらいの埃で大変だったみたいです。たぶん店に行ったら具合が悪くなって余計みんなに迷惑をかけることになるのが、目に見えていたので私はおとなしく家にいましたが、申し訳ない思いで一杯でした。
毎日行ってくれている娘達から日々の工事の進行状況が写メールされてきて様子が分かります。
土は一度外に運び出したものをまた中に運び入れ穴を埋めます。 |
工事開始から1週間過ぎたころ、やっとコンクリートを流すところまでこぎつけました。あともう少しで終わります。
調理場だけではなくフロントもこのとおり、穴だらけになりました。 |
最後の2日は従業員総出の大掃除で準備をし、何とか26日(水曜日)のディナーからオープンすることが出来ました。
穴も埋まり、何とか掃除も出来ました。 |
水曜日のディナーには10日間も閉店していた後にもかかわらず、
沢山のお客様にご来店頂き、まことにありがとうございました。
ストレス一杯の10日間でした。特にお父さん、本当にご苦労様。
長女夫婦、次女のおかげでどれほど助かった事か、ありがとう。
(息子はデンバーで仕事だったたので、今回は出番なし、ということで。)
僕はお父さんとのお散歩がなくなっちゃってちょっと寂しかったです。
でもその分お母さんが頑張ってくれました。
今日は久しぶりにお父さんと一緒にお散歩です♪
前回の長いお散歩の写真です。 |