2014年3月29日土曜日

下水管工事で大変でした!

レストランを長い事やっていると、それはそれはいろいろな事があります・・・が、今回の様に1週間以上も店を閉める事になったのは初めての事でした。

店をオープンしたのは1987年(27年前)、ちょうど次女が生まれる数週間前でした。でも建物自体はそれよりずっと前に立てられた物です。
今までも何回か下水管が詰まったことがありました。その都度水道屋さんに来てもらって修理をしてきたのですが、物にも寿命があるのですね。今回はいよいよ持って応急処置では済まなくなり、大掛かりな工事になってしまいました。どうすることも出来ません。何をしたから、何をして来なかったから、と言うことでは無く水道管の老朽化が一番の原因です。

結局17日の月曜日に詰まった箇所と思われる場所を掘り返し始めました。結構深いところまで掘ります。

重労働は日雇いの労働者が来ています。

 掘って見ると今では使われていない古い金属性のパイプが出てきました。持ち上げようとするとボロボロと崩れてしまうほど腐食が進んでいたそうです。

長い間本当にご苦労様でした。




これじゃすべての下水管を交換しなければなりません。店の調理場のタイルを砕き、コンクリートを切って、その下の泥を運び出しやっと下水管にたどり着きます。それはそれは重労働です。
もちろんそのために専門家が来て工事をする訳です。
でも店側としては誰かその場にいないといけませんから、17日から約10日間ほど、お父さんは毎日早朝から真夜中まで出勤でした。


もしかしたらここは大丈夫?と言う場所があるかと期待したのですが、結局すべての下水管を新しいものに交換、補強しました。
調理場の床も穴だらけです。



毎日昼と夜の食事の時に娘達が交代でお父さんの食事を持って店に行ってくれて、話し相手になってくれました。健康面で自信の無い私はこんな時本当に役に立ちません。コンクリートを切って行く時に出る粉塵がものすごく、座るところも無いくらいの埃で大変だったみたいです。たぶん店に行ったら具合が悪くなって余計みんなに迷惑をかけることになるのが、目に見えていたので私はおとなしく家にいましたが、申し訳ない思いで一杯でした。

 毎日行ってくれている娘達から日々の工事の進行状況が写メールされてきて様子が分かります。
土は一度外に運び出したものをまた中に運び入れ穴を埋めます。



工事開始から1週間過ぎたころ、やっとコンクリートを流すところまでこぎつけました。あともう少しで終わります。
調理場だけではなくフロントもこのとおり、穴だらけになりました。

最後の2日は従業員総出の大掃除で準備をし、何とか26日(水曜日)のディナーからオープンすることが出来ました。
穴も埋まり、何とか掃除も出来ました。
工事中に店にいらしてくださった皆様、大変ご迷惑をご心配をおかけいたしました。無事再開いたしましたので、どうぞまたお越しくださいませ。


 水曜日のディナーには10日間も閉店していた後にもかかわらず、
沢山のお客様にご来店頂き、まことにありがとうございました。


ストレス一杯の10日間でした。特にお父さん、本当にご苦労様。
長女夫婦、次女のおかげでどれほど助かった事か、ありがとう。
(息子はデンバーで仕事だったたので、今回は出番なし、ということで。)

僕はお父さんとのお散歩がなくなっちゃってちょっと寂しかったです。
でもその分お母さんが頑張ってくれました。
今日は久しぶりにお父さんと一緒にお散歩です♪

前回の長いお散歩の写真です。




4 件のコメント:

いせっこ さんのコメント...

下水管の工事終わったのかなあと思っていたところ、タイミングのよいこのブログ。すごかったんですねえ。でも排水管を取り替えるのに調理場の床まで壊すなんてねえ。そんなもんなの?二十年以上経ってるだろうし、個人の家のお台所とは違うものね。みなさん、お疲れさまでした。

mikko さんのコメント...

築50年以上かと思います。
何しろその頃に使われていたパイプ、
もう今じゃ使用禁止みたいです。
床の穴掘りが大変だったですが、
バレンタインや母の日など、大忙しの
日にかからなくて本当に良かったです。
不幸中の幸いって言うのでしょうね~、
こう言うのは。(笑)

ご心配をおかけしました。m(_ _)m

c.lambert さんのコメント...

大変でしたね。そんなに大掛かりな工事だと、ストレスレベルも半端ではないと思います。お疲れさまでした。お店をそんなに閉めるなら、全部専門家に任せて一家で旅行、という調子のいい話なら良かったのに、と勝手に残念に思ってしまいました。

mikko さんのコメント...

C-ちゃん、本当にね~。1週間お休みで
家族旅行が出来る様ならどんなに良かったか・・・。
でもとんでもない!アメリカの業者のいい加減さをあらためて痛感させられた経験となりました。(苦笑)

予定していた時間にはあらわれないし、実際に作業するのは経験0のバイト(日雇い労働者)だし、だからちょっと仕事がきついと判ると、逃げてしまう有様。
ボスが来て実際にコンクリートを掘る作業をしたら、なんと数倍のスピードで進むじゃありませんか!だったら最初からボスが来てよ~!と言いたくなりました。(爆)
これが日本だったら専門家に一任して安心して旅行に出れたかもしれませんけど、アメリカじゃ到底無理ですね。
何とかここまで漕ぎ着けたのもお父さんが毎日張り付いて目を光らせていたからだと思ってます。

そちらは桜満開で素敵な時ですね♪
思いっきりエンジョイして下さい。
青山の都営住宅の中も桜の木が沢山あって綺麗ですよ。