Debbieちゃんのその後

毎日気になってHumane Society（動物保護施設）のサイトをチェックしてます。　そんなに気になるなら会いに行って見ようか・・・。

自分で車を運転しての遠出はほとんどしないので、お父さんのお休みの日に、つまり今日、行って来ました！

保護施設の入り口

 とってもモダンな建物です。昔何匹がここからアダプトしたことがあり、その頃はもっとみすぼらしい建物だった様な気がします。
犬用のケージは外にありました。今は清潔な室内にガラス張りの大きな部屋があり、その中に一頭ずつたたみ２畳ほどの広さのケージに入っています。ちゃんとベッドもあり、定期的にお散歩に連れ出してもらっています。

１００頭以上の犬や猫がいる場所とはとっても思えないほど、清潔で静かで嫌な匂いなど全くしません。そして沢山の人が次から次へと犬や猫をアダプトしに来ます。

吹き抜けの天井がとってもオープンな素敵な施設です！

猫ちゃんも沢山います。訪れた人達はそれぞれの動物の名前、性別、年齢、特徴などの情報を読みながらガラス越しに見ることができます。

猫ちゃんケージルーム

交代で猫ちゃんたちプレイルームにも行けるみたいですね。

猫ちゃんのプレイルーム

 

こちらが犬用のケージです。真ん中にはブラインドの仕切りがあります。病気や治療中のワンコなどには静かに休めるように下げるのかな？見学者に覗いて欲しく無い時だってあるでしょうしね。

犬用ケージ

受付で秋田犬のDebbieちゃんに会いたいのですが、と申し出ると名前や住所などを書き込み、整理番号を渡されます。
係りの者が呼ぶまでお待ち下さい・・・とかれこれ３０分以上待たされましたが、その間に何人もの人たちが犬や猫をアダプトしに来て、こんなに沢山の人が保護施設（日本で言えば保健所です）から引き取るのだ！と実感し、少し感動でした。

名前が呼ばれ係りの人がDebbieちゃんの詳しい情報を説明してくれます。９月４日にコロラドスプリングス市の外で迷子になっていたところを拾われてここに連れてこられたようでした。入ってくる犬全部にする性格テストで１が一番穏やか５がもっとも凶暴のうち、Debbieちゃんは１で、とっても穏やかと言われました。
耳の傷は喧嘩ではなく、どうやらあぶにやられたみたいで治療中でした。ここに入って来た当初は避妊手術を受けていなかったのですが、昨日手術も無事に済み、もし気に入ったら今日連れて帰れますよ、と言われました。

Debbieちゃん登場！

犬や猫と会う部屋があり、そこで待っていると係りの人が連れて来てくれます。もう入って来てすぐ私たちの所へ尻尾をフリフリ寄って来て、ものすご～くフレンドリーなDebbieちゃんです。
そして思ったとおりDebbieちゃんはママになったことがあるみたい。まさかパピーミルから抜け出して来たのじゃないよね？
あまり秋田犬がいるパピーミルって聞きませんよね。
でもあぶに刺されているので、ファームにいたのかも知れませんね。

めっちゃくちゃ人懐こい♪

 お手手ぺろぺろ、体スリスリ、なんて可愛い子でしょう！
Debbieちゃん、このままお家に一緒に帰ろう～って思ってしまいます・・・・・

小柄な可愛い子です。

いつも太郎と一緒なのでものすごくDebbieちゃんが小さく感じます。この位なら何とか抱っこできるかな？ぎっくり腰にならずに？

お父さんとっても好き好き

アキも太郎ほど大きくありませんでしたが、Debbieちゃんはアキよりさらに小さいです。こんなに優しい性格の良い子、なかなかいないですね、と係りの人。自分の家に何匹も犬、猫がいるからだめだけど、そうじゃなければ私が連れて帰りたいくらいと言ってました。本当に私もそう思う・・・でも、ここでは太郎との相性をテストすることは出来ないので、２週間のトライアル期間中にダメなら戻してもいい、と言われたのですが、それはあまりにも心苦しい。
Debbieちゃんの性格の良さからして、太郎となんの問題無く上手くやっていけるかもしれないけど、もし２匹の成犬の秋田が戦ったら・・・今まで何度も大型犬の多頭飼いをしたのでそのすごさは身に沁みて解ってます。その場合傷つきもしかしたら命を落とすことになるかもしれないのは小柄なDebbieちゃんの方。
今の自分の体力ではたして彼女の安全を保障することが出来るのか・・・？擦り寄ってくるDebbieちゃんを撫でながら、爺婆必死に考えました。

会えて良かった、Debbieちゃん。

爺婆が一番心配していたのは、結構凶暴なイメージがある秋田犬、いつまでも施設に置かれて精神的にストレスを溜めてしまったりしないか・・・果たして秋田犬をアダプトしてくれる人はいるのだろうか？と言うことだったのですが、なんと、私たちのすぐ後に２家族もDebbieちゃんを引き取りたいと順番を待っている方たちがいたのです。

私たちのすぐ後に待っていた方と話をすることが出来、その家では今雄の柴犬を飼っていて、もう１匹犬をアダプトしたいと探していたそうで、秋田犬を見つけて飛んで来たそうです。

絶対自分の家で幸せに暮らせるようにします、と言って下さったので、何だか爺婆自分のことの様に嬉しくなりました。

そして家に戻ってサイトをチェックしたら、もうDebbieちゃんの名前と写真はアダプションのところから消えていました。
きっとあのご家族に引き取られて柴ワンコと一緒に幸せに暮らして行けるよね。

Debbieちゃんのこれからの健康と幸せを祈ってます。
今回は我が家との縁は無かったけど、この町と動物保護施設がとても良く管理されていて、沢山の市民が犬や猫をアダプトしに来ていることを実際にこの目で確かめることが出来て本当に良かったです。

まずは今我が家にいる太郎を大事にして行きます。
そして太郎がおじいちゃんになった時、アキが太郎が来て心身ともに元気になったみたいに犬の力が必要になるかもしれませんから、その時はまた真剣に考えたいと思います。

Debbieちゃん、会えて本当に嬉しかったよ。