2016年5月14日土曜日

老犬介護の予行演習?

心身ともに非常にきつい1週間でした。
太郎が全く食べなくなり、心配なので火曜日に血液検査をしてもらったところ、これは異常なし。それでも一向に食べ始める気配が無く、一度は食べたかと思ったら嘔吐してしまいました。やはりこれは何かおかしい!とすぐドクターに連絡。木曜日に腹部超音波検査をするため早朝に太郎を病院に連れて行きました。この時点で数回下痢。いったいどうしてしまったのか、もう心配でお迎えの連絡を待つ間、何も手に着かず。

午後4時前にドクターから電話が入り、胃腸炎ですがその他に肝臓とリンパ節のいくつかが腫れているので念のため組織検査を依頼したとのこと。ババの心臓は張り裂けそう・・・我が家の動物たちは比較的みんな長生きで、天寿を全うしてくれているのですが、アキと一緒に飼っていたジャーマン・シェパード犬のナナだけが8歳と言う若さで亡くなっているので、ちょうど今年8歳になった太郎が、まさか・・・と心配ばかり募ります。

超音波検査から戻った太郎
 まだ少し麻酔が効いているのか、いつもよりボーっとしている太郎です。
それでなくても食べないのに完全に食欲が無くなってしまいました。どうしよう・・・薬を飲むためにどうしても何か胃に入れないと。
看護師さんはチキンと白米を茹でてゆで汁と一緒に食べさせるといいと勧めてくれましたが、自分で食べないのですから、これは無理!
それなら・・・そうだ!人間がお粥も食べられない時どうする?経口栄養でしょ!

チキン粥を作ってみたものの・・・
 家にあったシリンジを使ってみることに。これで口の横から少しずつ流動食を流し込みました。最初は本当に3㏄から。
この手があった!
 何とか少し口に入れることに成功!これで抗生物質が投与できました。
体力消耗でぐったりの太郎 超音波検査のため毛を剃ったお腹が痛々しい(涙)

吐き止めの薬を飲んでいるため、少し朦朧としている感じです。幸い木曜日、金曜日と暖かかったため(25度以上の夏日)デッキの上で寝ていました。
暑くなっても自分でいつもみたいに動けない太郎
 全く目が離せず、昼も夜も付きっきりです。
組織検査の結果は来週だとのことで、それまでただただ祈るしかありません。
3㏄のシリンジでは時間がかかるので、料理に使うすスポイトを買って来ました!
 スポイトを買って家に戻ると、なんとドクターから留守電が入っているじゃありませんか!

まさか・・・まさか・・・
恐る恐る聞くと「太郎君の検査の結果、癌などの危険なものはありませんでした。単なる胃腸炎と思われます。抗生物質のみ続けて飲ませてください」・・・・・・え?胃腸炎だけ?癌じゃないの?・・・あ″~~~~~!
神様ありがとうございます。良かった、良かった、子供たちにメールしなきゃ、本当に良かった♪

もちろんまだ食欲が戻ったわけでも無く相変わらず流動食を与えていますが、少しずつ食べる量が増え、ベィビーフードを自分で食べてくれましたから快方に向かっているとは思います。



8歳で逝ってしまったナナ


はて?この胃腸炎の原因はいったい何だったのか?ドクターに聞いたところ、はっきりとは判らないが何か食べたものが原因かも?と言われました。食事として与えている物はお腹を壊すようなことは無いと思います。では何?  時々太郎は自分のお菓子を裏庭に持って行って隠し(埋める?)後から掘り出して食べている所を目撃したことがあるのですが、もしかしてそれか?ここの所天候の変化が激しく、夏日と思ったら急に雪だったりして。隠したお菓子が雪に覆われどこに隠したか分からなくなり、雪が融けてべちょべちょになったお菓子がその後の夏日でまた乾き、それを掘り出して食べていたとしたら・・・そりゃ、お腹壊すわな~‼‼‼ 今後庭のパトロールを強化しないといけません。(やれやれ)


大変ご心配をおかけいたしました。By Taro
まだ完全復帰は出来ませんが、とりあえず検査結果で重篤な病気が見つかった訳では無いので、一安心しました。
この結果が出るまでブログに書くことも出来ず、また1週間以上間が空いてしまいました。ごめんなさい。
ここ2日間、太郎が心配で下にマットレスを敷いて寝ていたババですが、どうやら今夜は自分のベッドで寝られそうです。

アキの時もそうでしたが、動物は最後の最後本当に苦しくなるまで飼い主を心配させない様に態度に出しません。その代り倒れると急に悪くなります。決してもう若くない太郎ですから、今後は今まで以上にきめ細やかなお世話が必要だと実感しました。
薬の影響と思いますが、まるで老年の犬の痴ほう症の様なぐるぐると徘徊する症状が出たのには本当に涙が出ました。でも今回の経験で食べられなくなった時の流動食の与え方、徘徊し始めた時はそっと静かに座らせてそのまま一緒に横になって落ち着くまで体を撫でて寝かしつけるなど、本当に勉強になりました。犬それぞれによって対処法は異なるかも知れませんが、太郎の場合を予行演習できて感謝です。
いつかはそんな日が来るのですものね。改めて人間よりはるかに短い犬の命、太郎と一緒に一日一日を大切に生きていきたいと思います。




本日のおまけの一枚
皆さまに幸せがありますように(^^♪
この一週間、のび太君もぴっぴちゃんもポッポもクックもみんな元気です。でも太郎が元気でいてこそ周りのみんなを見るゆとりがあると言うものだと痛感しました。

落ち着きましたらまた裏庭の面々のたまった写真をアップしたいと思います。ちなみに玄関で子育てしていたフィンチ、2羽の雛が無事巣立ち、今また2度目の卵をフィンチママが温めています。 春ですね~。

では、どうぞ良い週を!

 


4 件のコメント:

アンアン さんのコメント...

太郎君かわいそう。大丈夫?もともとお腹弱いの?
私もお腹弱いよ。私も4月末に細菌性のひどい胃腸炎になって、
総合病院で、超音波検査と血液検査を受けたよ。
お大事にね。
ナナちゃんって太郎君に似てるね。
アンアン

その後太郎君はいかがですか?
大変な1週間でしたね。動物はしゃべれなくて状態がわからないからさらに
心配になりますよね。毛刈りされたお腹が痛々しいですね。。
でも大きな病気じゃなくて本当に良かったですね。
くれぐれもお大事にされて下さい。
アンアン母

mikko さんのコメント...

アンアンちゃん、心配してくれてありがとう~。
まだ完全復活とは言えませんけど、だいぶ良くなりました。
アンアンちゃんも胃腸炎になったのね。大変だったでしょ?
検査も太郎と同じ! アンアンちゃんもお大事にね。

確かにナナは太郎と顔が似ている様に見えますね。でも実際は
顔の幅が全然違うの。秋田犬はシェパードよりずっと大きいです(笑)

アンアンちゃんママさん
太郎はまだ自分からしっかり食べるところまでは行きませんが、
昨日は久しぶりに1回だけ完食してくれました。
お腹はいつかは生えてくると分かっていても見る度にかわいそう~に思えて(涙)
本当に命にかかわる重篤な病気じゃなくて良かったです。
心配して下さりありがとうございます。嬉しかったです。(^^)

いせっこ さんのコメント...

心配です。赤ちゃんとか、動物とかどこがどういうふうに痛いのか具合が悪いのか言えない子たちは本当にハラハラします。
 それにしても動物は腐ってるものはちゃんとわかって食べないと思ってたけどなあ。特に太郎は飢えてる子じゃないのにねえ。さてさて、がつがつ食べるようにならなくてもとにかく元の食欲ぐらいに戻ってほしいね。

mikko さんのコメント...

F-ちゃん、ご心配おかけしてすみません。
太郎が庭に埋めたお菓子を食べたかどうかは目撃したわけでは無いので
定かではないのですが・・・そのくらいしか原因を思いつかなかったもので・・・。
太郎に「僕はそんなおバカなことはしません!」って言われそう~?

何とか元の食欲に戻りつつあります。
眼ぢからが戻りしっかりしてきましたからもう大丈夫と思いますが、
今回は本当に参りました。犬も年とるけど自分も年とって、こっれじゃ老老介護です。

でもいざという時の流動食の与え方、完全マスターしました!(笑)